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有限会社 紅梅堂【大平 健二】~地域に愛されるお店の二代目~

アンダーライン

吉祥寺で創業して50年以上の歴史を持ち、「和菓子」と言ったら必ず名前の挙がるお店『紅梅堂』。
伝統的な和菓子ももちろん手掛けておりますが、特徴なのは和と洋が絶妙に合わさった、他のお店には無い創作和菓子たち。
1度食べれば分かるその美味しさは、武蔵野市のお土産品『むさしのプレミアム』に認定されるほどの人気です。
贈答用はもちろん、ついつい自分用に多めに購入したくなるほど。

そんな地域に愛される老舗和菓子屋の二代目として味を守り続けているのが、今回ご紹介する【大平 健二】さんです。
編集長も吉祥寺の先輩としてお世話になっている大平さん。
お店のことや大平さんオススメの地域のお店などご紹介いたします。

●生粋の吉祥人
吉祥寺で生まれ育った大平さん。
武蔵野市立第四小学校、第三中学校と卒業し、高校時代を経て1度外部の和菓子店で修行。
20歳で紅梅堂を手伝い始めて26年になります。
お客様に「美味しい」と言ってもらえるお菓子を作る様、日々心を込めて厨房に立つそうです。
オススメ商品はお店オリジナルの創作和菓子「カフェ生どら」。
コーヒーの練り込まれた生地に生クリームとコーヒー味の餡が入った一品。
甘さ控えめでさっぱりとした口当たりは、通常のどら焼きが苦手な人でも美味しく食べられます。

地域の活動としては消防団に所属。
第四分団で訓練など活動に現在も参加をしております。
時々街の方々とゴルフに行くのが趣味だそうです。


●紅梅堂の歴史と現在の歩み
『紅梅堂』は昭和43年(1968年)に、栃木県出身の大平さんのお父様により創業いたしました。
お菓子が好きで和菓子の魅力にハマり始めたそうですが、まだまだ砂糖が高い時代だったこともあり、当時は苦労したとのことです。
仕込みは季節によって時間が変わるそうですが、お店は開店は8時から19時の閉店まで年中無休で営業します。
※年末年始は短縮などする場合あり

お饅頭やお餅・求肥を使ったお菓子、お団子などの日々のおやつでいただくような和菓子はもちろん、お祝い事や行事に使う紅白饅頭なども作っており、地域の行事ではいつもたくさん注文が入るそうです。
『むさしのプレミアム』に認定された創作和菓子「カフェ生どら」や「かりんとう饅頭」は大人気。
特に究極のお土産品『スーパープレミアム』認定品の「コーヒー大福」は1日200個も出るそうです。
創作和菓子は冷凍または冷蔵販売で、冷凍の場合は解凍してからいただきます。
冷蔵庫から出したばかりの冷たいままでも十分美味しくいただけるので、暑い時期には冷やし生どらをぜひ1度ご賞味あれ。
通常のお菓子だと「スイートポテト」が人気とのことで、取材中も地域の子が購入しておりました。
取材をした4月の初旬ごろは本来入学式などがある時期ですが、現在も全世界で猛威を振るっているコロナ禍の影響で去年今年と注文は激減したそうです。


●地域のオススメのお店
大平さんのオススメのお店は、吉祥寺通り沿いでご近所にある「たか坂」という小料理屋さん。
「何を食べても美味しい」そうで、時期に合わせた季節の料理が自慢のお店。
事前予約をするとすっぽん料理もいただけるそうで、筆者思わず調べたところ、すっぽんではなく美味しそうなお魚料理やおつまみが。
こちらも歴史が古いお店だそうなので気になりました。

また、「美容室しんがき」も吉祥寺で注目して欲しいお店とのこと。
少し変わっているけど腕の確かなアフロヘアの店主がいらっしゃる、ちょっと沖縄テイスト漂う美容室。
お店でのカットの他、体の都合でお店まで行けない方向けの出張サービスを行っているそうです。
高齢者やご病気の関係で中々髪の毛がカットできない方がお知り合いにいらっしゃたら相談してみてはいかがでしょう?

吉祥寺の名和菓子の数々を販売する『紅梅堂』。
物静かな大平さんの職人魂から作り出すその味は、地域の「ホッと一息」につながっています。
この先世の中が落ち着いて、気軽に人と会えるようになったら、ぜひ『紅梅堂』のお菓子をお供にお持ちください。