【一度は食べたい 吉祥寺の逸品】第二十九回 シフク食堂の『至福の3種カレーライス』
第二十九回は、中道通りにある行列ができる人気店「シフク食堂」 の 『至福の3種カレーライス』。
店主の愛がたっぷり詰まった栄養たっぷりのカレーは元気をもらえる一皿です。
●3つのカレーを贅沢に!小麦粉を使わない無水カレー
中道通りにある、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる古民家。「シフク食堂」は築70年の趣をふんだんに感じながら、栄養たっぷりのメニューを味わえる食事処です。
特におすすめなのが、「至福の3種カレーライス」。その名の通り、定番カレー2種類と日替わりカレー1種類の、3つのカレーを贅沢に味わえる一皿です。
定番の「シフクノチキンカレー」は、小麦粉やルーを使わずに作った無水カレー。店主自慢のチキンカレーのレシピを元に、トマトやココナッツミルク、ヨーグルトを使い、コクがあるのにサラッとしたテイストに。たっぷりのパウダースパイスで、じんわり体が熱くなるような辛さを感じられます。
もう一つの定番カレー「グリーンそぼろのドライカレー」は、青唐辛子とスパイス、ハーブなど、グリーンカレーのペーストがベース。ゴロゴロとした鶏ひき肉の食感は、食べごたえ抜群!食べた瞬間にパンチのある辛さがあるのに、後味は爽やかで、やみつきになるカレーです。そして、今回の日替わりカレーは「カニとトマトのクリームカレー」。トマトの酸味とカニの旨みが合わさり、さっぱりしているけれど奥深い味わい。クリームでまろやかに仕上げています。
さらにいい仕事をしているのが、副菜の数々。パクチーやパセリのサラダ、玉ねぎの甘酢漬けは、カレーをより美味しく引き立ててくれます。また、カレー以外に日替わりの定食も提供。栄養をたっぷり摂って、元気をチャージしましょう!
↑ 広島県産の青レモンを使った「スパイスレモンスカッシュ」と、硬さが懐かしい「シフクのプリン」。
●母の後押しで開業 街の架け橋のような存在に
店主の榎本なつみさんが「シフク食堂」をオープンしたのは3年前。「当初は地元の荻窪で物件を探していたのですが、ここの古民家が空いたと聞いて、思い切って出店を決意。吉祥寺のお客様は本当に気さくな方が多く、ここにオープンしてよかった」と言う榎本さん。お母さんのゆきえさんが背中を押してくれたそう。「お店の屋号は、母が大好きなMr.Childrenの『シフクノオト』からいただきました(笑)」。
食べることが大好きな家庭で育ち、自身も学生の頃から料理が好きだったと言う榎本さん。前職では、カフェのメニュー開発にも携わりました。「美味しいものを食べながら、思い思いの幸せな時間を過ごしてもらいたい。たくさんの人や仲間と一緒に、吉祥寺の架け橋のような存在になりたいですね」。店舗の2階はギャラリーとして活用し、クリエイターの活躍の場や繋がりも応援しています。
現在は、2 号店の準備も進めているそう。今日のご飯は、温かい古民家で愛情たっぷりの料理を堪能してみませんか?
↑人の集まる空間作りとして、2階をギャラリースペース「シフクノ桟敷(さじき)」に。
↑店主の榎本なつみさん(右)と母親のゆきえさん(左)。「2号店オープンにあたりスタッフ募集中です!」
↑あえて椅子やテーブルは不揃いに。壁は友人とDIYで。それぞれの個性が魅力的です。
↑築70年の古民家を活かした店舗。まるで実家に帰ったような、落ち着く空間。
≪店舗情報≫
店名・・・シフク食堂
住所・・・武蔵野市吉祥寺本町2-18-2
電話番号・・・0422-88-2751
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