⼀般社団法⼈Tsumugi代表【nao.】~地域の新しいインフラを作るお花屋さん~
中道通りに入って徒歩1分のところにあるお花屋「フローリスト ココライド」。
季節の草花や枝物、鉢物、珍しいお花なども数多く取り揃えており、日常生活にちょっと彩りを添えるお花から、お祝いやパーティー用のフラワーアレンジメントの依頼もこなす地域に欠かせないお店です。
こちらのお店で普段働いているのが、今回ご紹介する【nao.】さんこと、石和田直孝さんです。
naoさんのもう1つのお顔が「⼀般社団法⼈Tsumugi」の代表。
今まで使用していなかった廃棄食材から新しいお土産品を作るお仕事や、子供食堂の運営、閉店したお店を改装した日替わりオーナスタイルのお店の運営など多岐にわたります。
今回はその活動と今後の想いなどをレポートいたします♪
季節の草花や枝物、鉢物、珍しいお花なども数多く取り揃えており、日常生活にちょっと彩りを添えるお花から、お祝いやパーティー用のフラワーアレンジメントの依頼もこなす地域に欠かせないお店です。
こちらのお店で普段働いているのが、今回ご紹介する【nao.】さんこと、石和田直孝さんです。
naoさんのもう1つのお顔が「⼀般社団法⼈Tsumugi」の代表。
今まで使用していなかった廃棄食材から新しいお土産品を作るお仕事や、子供食堂の運営、閉店したお店を改装した日替わりオーナスタイルのお店の運営など多岐にわたります。
今回はその活動と今後の想いなどをレポートいたします♪
●捨てられるもの、不要なものから新しいものを創りだす
nao.さんの現在行っている活動を順番にご紹介いたします。
まずは「子ども食堂」の活動。
元々子ども食堂は引きこもり支援や居場所のない子供の場所づくりなどの側面がありましたが、時は新型コロナの真っ只中。
流行り病によって、学校の臨時休校や在宅での授業など、あり方が大きく様変わりした中で、貧困層の子供たちの頼りとなっていた給食が休止した影響で食事にまともにありつけない子供や、アルバイトの禁止で収入が減った影響で学業どころでなくなってしまった学生たちが現れ始めました。
そこで、当時大田区で飲食店を経営していたnao.さんが、食事に困った子どもたち・学生向けの子ども食堂を開催することに。
企業から募った寄付により、100円で食べられるランチやフードパントリーの活動を行いました。
フードパントリーに関しては現在吉祥寺で不定期に、夜に働くシングルマザー向けの支援を行っております。
事前予約制で、食材以外に日用品などの配布を行っているとのこと。
もし夜職従事者で現在困っている方は相談してみてください。
次に「廃棄される素材の再利用」での地方創生活動。
こちらは千葉県いすみ市の地域未来プロジェクトで、漁の際に網にかかる割に活用が出来なかった「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」を使った新しいお土産づくりを行いました。
シュモクザメはざらざらの肌で他の魚を傷つけて商品価値を下げてしまい、処分にもお金がかかる漁師にとっては「厄介者」の存在でした。
漁港の女性たちは「何とか食べることに使えないか」と、肉を使った練り物を作って販売などを行っておりましたが、それでも廃棄量と比べたら微々たるものでした。
そこで、そんなシュモクザメの肉を使った「しゅうまい」を作り、これを新たな地域のお土産として売り出すことを提案。
サメの肉を使った「しゅうまい」は臭みが無く食べやすいため、女性たちの調理した経験も生かしながら調理。
現在は「祝舞(しゅうまい)」の名前で商品化され、いすみ市の特産品にと観光協会の方も前のめりになるほどになりました。
試食会にはNHKなどのメディアが取材するほどの反響だったとのこと。
いすみ市以外にも、埼玉県は秩父のしいたけや北海道は釧路のえぞ鹿なども利用した商品も開発したそうですよ。
最後は空き家の利用。
こちらは吉祥寺にある元々「喜楽」という中華料理屋さんだった跡地を利用した、「暮らしをちょっと楽しく」をコンセプトに2021年1月にオープンした小さなカフェバー「ひととてま」です。
曜日ごとに店主が変わるお店と、コトづくり、モノづくりの発信拠点として場所を提供。
お店ごとに提供する商品が違うため、毎日違った発見と出会えます。
ちなみにnao.さんは火曜日を担当しているそうです。
不定期にギャラリーやワークショップなども行っているので、気になった方はぜひ検索をしてみてください。
●吉祥寺にUターン、祖母と暮らす「吉祥寺」
nao.さんは現在お祖母様と吉祥寺で暮らしております。
元々吉祥寺で生まれ、中高は千葉県で過ごし、大学時代の八王子を経て現在の吉祥寺に至ります。
一方、祖父母宅はずっと吉祥寺にあるため、「事あるごとに吉祥寺にいたので『地元っはどこ?』と聞かれると吉祥寺と答えます」とお話するほど、吉祥寺への気持ちはずっと持ち続けておりました。
大学時代のアルバイトは吉祥寺の清龍とのことで、この頃仕事終わりにハモニカやヨドバシ裏、南口の屋台のおでん屋さんなどに連れて行ってもらっていたそうです。
社会人となった後は大田区で飲食店を経営しておりましたが、コロナ禍により閉店に。
そこで幼少期の思い出がある吉祥寺でお祖母様と一緒に暮らしつつ、お花関係のお仕事をしたいと門戸を叩いたのが、最初お話したお花屋「フローリスト ココライド」でした。
実はお祖母が大昔サンロードでお花屋さんを営んでおり、当時そこで働いていたのがココライドのオーナーの坂本さん。
その縁で就職が決まったそうで、今は法人の活動以外にココライドにもお勤めしているのです。
この縁をnao.さんはとても感謝しているそうです。
nao.さんの現在行っている活動を順番にご紹介いたします。
まずは「子ども食堂」の活動。
元々子ども食堂は引きこもり支援や居場所のない子供の場所づくりなどの側面がありましたが、時は新型コロナの真っ只中。
流行り病によって、学校の臨時休校や在宅での授業など、あり方が大きく様変わりした中で、貧困層の子供たちの頼りとなっていた給食が休止した影響で食事にまともにありつけない子供や、アルバイトの禁止で収入が減った影響で学業どころでなくなってしまった学生たちが現れ始めました。
そこで、当時大田区で飲食店を経営していたnao.さんが、食事に困った子どもたち・学生向けの子ども食堂を開催することに。
企業から募った寄付により、100円で食べられるランチやフードパントリーの活動を行いました。
フードパントリーに関しては現在吉祥寺で不定期に、夜に働くシングルマザー向けの支援を行っております。
事前予約制で、食材以外に日用品などの配布を行っているとのこと。
もし夜職従事者で現在困っている方は相談してみてください。
次に「廃棄される素材の再利用」での地方創生活動。
こちらは千葉県いすみ市の地域未来プロジェクトで、漁の際に網にかかる割に活用が出来なかった「シュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)」を使った新しいお土産づくりを行いました。
シュモクザメはざらざらの肌で他の魚を傷つけて商品価値を下げてしまい、処分にもお金がかかる漁師にとっては「厄介者」の存在でした。
漁港の女性たちは「何とか食べることに使えないか」と、肉を使った練り物を作って販売などを行っておりましたが、それでも廃棄量と比べたら微々たるものでした。
そこで、そんなシュモクザメの肉を使った「しゅうまい」を作り、これを新たな地域のお土産として売り出すことを提案。
サメの肉を使った「しゅうまい」は臭みが無く食べやすいため、女性たちの調理した経験も生かしながら調理。
現在は「祝舞(しゅうまい)」の名前で商品化され、いすみ市の特産品にと観光協会の方も前のめりになるほどになりました。
試食会にはNHKなどのメディアが取材するほどの反響だったとのこと。
いすみ市以外にも、埼玉県は秩父のしいたけや北海道は釧路のえぞ鹿なども利用した商品も開発したそうですよ。
最後は空き家の利用。
こちらは吉祥寺にある元々「喜楽」という中華料理屋さんだった跡地を利用した、「暮らしをちょっと楽しく」をコンセプトに2021年1月にオープンした小さなカフェバー「ひととてま」です。
曜日ごとに店主が変わるお店と、コトづくり、モノづくりの発信拠点として場所を提供。
お店ごとに提供する商品が違うため、毎日違った発見と出会えます。
ちなみにnao.さんは火曜日を担当しているそうです。
不定期にギャラリーやワークショップなども行っているので、気になった方はぜひ検索をしてみてください。
●吉祥寺にUターン、祖母と暮らす「吉祥寺」
nao.さんは現在お祖母様と吉祥寺で暮らしております。
元々吉祥寺で生まれ、中高は千葉県で過ごし、大学時代の八王子を経て現在の吉祥寺に至ります。
一方、祖父母宅はずっと吉祥寺にあるため、「事あるごとに吉祥寺にいたので『地元っはどこ?』と聞かれると吉祥寺と答えます」とお話するほど、吉祥寺への気持ちはずっと持ち続けておりました。
大学時代のアルバイトは吉祥寺の清龍とのことで、この頃仕事終わりにハモニカやヨドバシ裏、南口の屋台のおでん屋さんなどに連れて行ってもらっていたそうです。
社会人となった後は大田区で飲食店を経営しておりましたが、コロナ禍により閉店に。
そこで幼少期の思い出がある吉祥寺でお祖母様と一緒に暮らしつつ、お花関係のお仕事をしたいと門戸を叩いたのが、最初お話したお花屋「フローリスト ココライド」でした。
実はお祖母が大昔サンロードでお花屋さんを営んでおり、当時そこで働いていたのがココライドのオーナーの坂本さん。
その縁で就職が決まったそうで、今は法人の活動以外にココライドにもお勤めしているのです。
この縁をnao.さんはとても感謝しているそうです。
●恩返しをし続けていきたい大切な場所
「吉祥寺は『住みたい街ランキング』上位に挙げられる街ですが、今ではなく20年40年さらにその先に今の子供たちやその孫の世代まで“住んでよかった街”として歴史や文化を継承していってほしいです。」と吉祥寺の街について語ったnao.さん。
吉祥寺で長い時を過ごし、自分の地元としての想いも強い吉祥寺で、今後“食”と“防災”という観点から地域の新しいインフラづくりを整えたいと考えているとか。
ゆくゆくは地域の学生や子供たちと、吉祥寺の思い出を語りたくなるような新しいおみやげづくりをしていきたいそうです。
そんなnao.さんのお気に入りお店は、井の頭公園にある「SOPRA」。
「知る人ぞ知る秘密の隠れ家スポット!」とnao.さんがお話する通り、公園の少し奥まった場所にあるのであまり混雑せずゆったり過ごせるお店です。
テラス席もあり、季節によっては公園の景色をたっぷり堪能できるのもポイント。
ちょっとしたお茶からしっかりとした食事まで何でもできるのが嬉しいそうで、お仕事をしたりリラックスしたい時によく利用するそうです。
そのまま公園を散歩したり、吉祥寺内の飲食店を巡るのもお好きとのことなので、もしかしたら散策している姿を見かけることもあるかもしれませんね。
吉祥寺を大切な場所とお話するnao.さん。
これからの活躍がとても楽しみです!!
「吉祥寺は『住みたい街ランキング』上位に挙げられる街ですが、今ではなく20年40年さらにその先に今の子供たちやその孫の世代まで“住んでよかった街”として歴史や文化を継承していってほしいです。」と吉祥寺の街について語ったnao.さん。
吉祥寺で長い時を過ごし、自分の地元としての想いも強い吉祥寺で、今後“食”と“防災”という観点から地域の新しいインフラづくりを整えたいと考えているとか。
ゆくゆくは地域の学生や子供たちと、吉祥寺の思い出を語りたくなるような新しいおみやげづくりをしていきたいそうです。
そんなnao.さんのお気に入りお店は、井の頭公園にある「SOPRA」。
「知る人ぞ知る秘密の隠れ家スポット!」とnao.さんがお話する通り、公園の少し奥まった場所にあるのであまり混雑せずゆったり過ごせるお店です。
テラス席もあり、季節によっては公園の景色をたっぷり堪能できるのもポイント。
ちょっとしたお茶からしっかりとした食事まで何でもできるのが嬉しいそうで、お仕事をしたりリラックスしたい時によく利用するそうです。
そのまま公園を散歩したり、吉祥寺内の飲食店を巡るのもお好きとのことなので、もしかしたら散策している姿を見かけることもあるかもしれませんね。
吉祥寺を大切な場所とお話するnao.さん。
これからの活躍がとても楽しみです!!