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【吉祥寺で活動する 匠シリーズ】第五回 美技の匠『薬食同源totonou漢方』

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吉祥寺で美しい技で活躍する匠をご紹介するこのコーナー。
第五回目は、地域の方々の心や体の不調に寄り添う漢方薬店「薬食同源totonou漢方」の矢留江里子さん。
中医学との出会いとその魅力について伺いました。



●漢方への意識は、祖父の影響 自分らしく働くため独立を決意

 井の頭通り沿いの漢方薬店「薬食同源totonou漢方」がオープンしたのは、2023年11月。店主でカウンセラーの矢留江里子さんが最初に漢方に興味を持ったのは、おじいさんの影響から。「祖父は自分で生薬を煎じたり、美白のためにうぐいすのフンで顔を洗ったり、自然のもので健康をケアしていました。いつか自分もこんな大人になって子育てをしたい、と思ってましたね」。
 それから結婚・出産し、専業主婦として生活。育児が落ち着いた頃、産婦人科に医療コンシェルジュとして勤め、助産師さんなどの活動を間近で見ながら「私もイキイキと自分らしく働きたい」と思い、関心のあった中医学の道へ。「子どもが風邪をひけば熱がないかおでこに手を当て、お腹を壊せばリンゴを擦って食べさせるなど母にしてもらったことを思い出しながら子育てをしまた。中医学は私たちの生活そのものの延長線上であり、病気をせずに生き延びるための智慧がたくさん詰まっています。もっと知りたい、と北京中医学大学日本校に通い始めました」。
 学校で薬膳を学び、漢方薬をもっと知りたいと、薬日本堂に就職。さらに漢方薬局の「イスクラ薬局」に移り、より多くの漢方薬の知識と経験を積みました。そして50代半ばに、独立を意識するように。
 「イスクラ薬局に入ったばかりの時は、全く独立を考えていませんでしたが、年を重ねるうちに、定年を気にせず自分らしいスタイルで働きたいと思い、独立のための物件探しを始めました」。1年ほど物件を当たり続け、ついに吉祥寺の地で「薬食同源totonou 漢方」を開業。地域の人々の健康サポートのため、日々奮闘しています。




●健康観を合わせてカウンセリング 自分と向き合うきっかけ作りに
 店舗では、矢留さんがお客様にカウンセリングを行い、より体や心を整えるために役立つ漢方を一緒に選びます。「まずは、今一番気になっている体の悩みを伺います。カウンセリングは、お客様との信頼関係がとても大切。その方の健康観に合わせて、どこまでを目指すか、納得いただける着地点を探ります。お客様の中で腑に落ちた瞬間、目がキラッと光ります」。今の体は、過去の積み重ね。生活習慣や食生活などの話をする中で、自分の身体の棚卸しをすることが大切、生活のクセを変えていくことはご自身でしかできないことなのでそこが一番難しい、と矢留さんは言います。
 「薬食同源totonou漢方」で扱う漢方薬は、イスクラ産業、小太郎漢方、その他多数。また、のど飴やオリジナルブレンドティーなど、手軽に健康をケアできる食品もそろっています。漢方薬によっては、1日分から購入することも可能。今、健康の悩みがある方は、気軽に店舗で相談してみてはいかがでしょうか?






≪店舗情報≫
店名・・・薬食同源totonou漢方
住所・・・武蔵野市吉祥寺本町3-1-8-103
電話番号・・・0422-27-1788
営業時間・・・10:00~17:00
定休日・・・日・月・祝祭日
矢留江里子さんプロフィール・・・専業主婦を経て、産婦人科で医療コンシェルジュとして働く傍ら、北京中医学大学日本校に入学。薬膳を学び、国際中医学薬膳師、食空間コーディネーターを取得。その後、薬日本堂の勤務を経て、イスクラ薬局で漢方薬の知識を学び、イスクラ産業と販売契約を締結。医薬品販売業許可証を取得し、2023年11月に「薬食同源totonou漢方」を開業、独立。地元の健康を支えるため、日々勉強を重ねている。
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