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【一度は食べたい吉祥寺の逸品】第三十四回　㐂堂(ななみどう)の『こだわり煮込みハンバーグ』

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吉祥寺の一度は食べたい逸品を紹介していくコーナー。
第三十四回は、井の頭公園駅からすぐ近くの「㐂堂（ななみどう）」の『こだわり煮込みハンバーグ』。
こだわり食材で丁寧に作られた料理の数々は心と体が喜ぶ、滋味深い味わいです。

●和テイストでご飯がすすむ！お膳に溢れる「おいしい」の数々
　井の頭公園駅を出てすぐ右に曲がると現れる、レトロ風のガラス窓が素敵なお食事処「㐂堂」2024年11月にプレオープンし、現在は不定期でランチと夜の営業をしています。
　今回、逸品としておすすめしたいメニューは「こだわり煮込みハンバーグ」。直火で仕上げた熱々の自家製ソースとハンバーグは、ご飯がぐんぐんすすむ美味しさです！
　一つ一つ手ごねされたハンバーグは、牛と豚の合い挽き肉を使用。肉汁が流れないよう、ふんわり仕上げています。自家製のハンバーグソースは、ワインとケチャップ、ソース、そして赤みそをブレンド。濃厚で和テイストな味わいが、ご飯に合う秘密です。
　さらに、ハンバーグに添えられたマッシュポテトは、里芋を使用。ねっとりとして、ソースとの絡みも抜群です。また、存在感のある玉ねぎは、淡路島の「密玉」。じっくりとローストしているので、驚くほど甘く、やわらかな食感です。
　ハンバーグとマッシュポテト、そして玉ねぎを一緒にいただくと、お肉のジューシーさの中に、とろっとした玉ねぎの甘みと里芋の風味と舌触りが合わさり、絶妙なハーモニーを奏でます。
　そして、㐂堂の食事メニューは、メイン以外もうれしいポイントがたくさん！季節の野菜を使った小鉢は、美味しさはもちろん、彩りも鮮やか。また具沢山のみそ汁も、素材の旨みを感じられるやさしい味わいです。
　一つのお膳で、たくさんの幸せを感じられる㐂堂の食事メニュー。一口いただくたびに、「おいしい」をじっくり味わえます。

●「なんか寄りたくなるお店に」　ゆったりと家庭料理を楽しんで
　㐂堂は、実は中道通りにある「シフク食堂」の姉妹店。ワイワイ元気なシフク食堂に対して、㐂堂は家庭料理をゆっくり楽しめるお店になっています。
　気になるのは、店名の字。オーナーの榎本なつみさんは、この字を初めて見た時に「なんかいいな」と感じたと言います。「『㐂』は『喜』の異体字で、本来『ななみ』とは読まないんですけど、喜ぶという意味がある上に、縁起の良い数字が３つも並んでいるって、なんかいい漢字ですよね。そんなふんわりとした『なんとなくいいな』っていう感覚に魅力を感じて、このお店もお客様に『なんか寄っちゃう居心地の良い場所』にしたいと思い『㐂堂』とつけました」。
　夜営業ではお酒とおつまみも提供。ランチはもちろん、仕事やお出かけの帰りにも、美味しい料理とオリジナルのドリンクで、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか。