【一度は使いたい 吉祥寺の逸品】第三十八回 吉祥 吉祥寺の『加茂茄子田楽』
吉祥寺の一度は口にしたい逸品を紹介していくコーナー。
第三十八回は、アトレ東館の郵便局前のビル2階にある「吉祥 吉祥寺」 の 『加茂茄子田楽』。
旬のとろける加茂茄子と柚子香る甘い味噌のハーモニーを味わえる上品な一皿です。

●旬の加茂茄子を味わう大人の田楽 美術品のような前菜にも注目
JR吉祥寺駅の東口から徒歩2分ほどの場所にある、和食の創作料理店「吉祥 吉祥寺」。夜にいただけるコースの中で、今回ご紹介したい逸品は「加茂茄子田楽」です。
京野菜の加茂茄子は夏が旬。まるまるとしてみずみずしい加茂茄子をくり抜き、あく抜きなどの細かい下処理を丁寧に施し、高温で揚げ、味噌を絡めます。田楽の味噌は柚子味噌を使用し、ちょっぴり大人の味わいに。箸を入れると、甘い味噌が絡んだとろりとした加茂茄子に、柚子と山椒の風味がアクセントとなり、奥深い味が楽しめます。さらに、付け合わせに車エビや伏見唐辛子、素揚げしたゴボウと大葉が添えられ、見た目も味も華やかな仕上がり。彩りと味わいのバランスが絶妙な一皿です。
また、コースで提供される前菜「旬の八寸」も、目と舌の両方で味わえる贅沢なメニュー。その時期に入荷した旬の食材を、季節に合わせて最も美味しい調理法で仕上げています。そして注目すべきは、その繊細な盛り付け。まるで美術 品のように美しく盛り付けられた品々は、見ているだけでもうっとりしてしまいそう。一つ一つのメニューは、週ごとに入れ替わるため、来るたびに違う味わいを堪能できるのも、楽しみの一つです。

●素材の味を活かす引き算の味付け 「心も満たす料理を提供したい」
1955年に赤坂で創業した「吉祥」。その後、銀座に店舗を移し、吉祥寺は2号店として2016年にオープンしました。
料理長の木下泰司さんは、箱根の名旅館「強羅花壇」で17年間料理長を務めた後、都内にステージを移し、2022年から「吉祥 吉祥寺」に料理長として従事。現在、メニューの考案など調理場のすべてを担っています。 「良質で安心安全な食材を使用し、素材そのものの味わいを活かすため、引き算 の味付けを大事にしています。伝統を守りつつも新しい感覚を取り入れ、どんな方でも心から『美味しい』と感じ、さらにどこか『懐かしい』と思われるような『心を満たす料理』を提供し続けたいですね」。

「吉祥 吉祥寺」では個室も完備。家族のお祝い事や接待はもちろん、懐かしい友人とのちょっと特別なディナーなど、落ち着いた空間でお食事したい時におすすめです。懐石料理はもちろん、創業から受け継がれてきた割り下で仕上げた 「すき焼き」も人気のコース。ハレの日のお食事に「吉祥 吉祥寺」でゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。



≪店舗情報≫
店名・・・吉祥 吉祥寺
住所・・・武蔵野市吉祥寺本町1-31-12第二大栄ビル2F
電話番号・・・0422-27-2228
営業時間・・・【昼】11:30-15:00(Last in 14:00/LO 14:30)【夜】17:00-22:30(Last in 20:30/LO 21:30)
定休日・・・水曜日・日曜日・夏季・年末年始
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