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武蔵野埋蔵文化財:遺跡のお話

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「地面を掘り返したら遺跡が出てきた!」との話は古い歴史のある土地だと時折ある出来事ですが、武蔵野市にもそんな場所がありました。
今回は遺跡の話を紹介しようと思います。

●いせや地下の遺跡
遺跡について調べると、まず最初に出てくるが「焼き鳥のいせやの建て替えの際に遺跡が発掘された」というお話しだろう。
こちらの遺跡は「礫群(れきぐん)」と呼ばれる遺跡で、旧石器時代の台所の跡地とのこと。
いせやの地下に台所の遺跡とはちょっとロマンがありますね。
また、徳川家康が贔屓した「お茶ノ水」も遺跡の1つに数えることがあるそうですが、こちらはいせやの近くにあります。
台所の近くに名水の湧く泉がある。
昔の人の暮らしを考えてしまいますね。

●武蔵野八幡宮の古墳
武蔵野八幡宮の境内でも古墳が1基出てきました。
吉祥寺で唯一の古墳だそうで、古墳と一緒に蕨手刀(わらびてとう)という鉄の刀も発掘されています。
現在こちらの刀はレプリカが「武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館」で展示されているそうです。
気になった方は落ち着いたらぜひ見学に行ってみましょう!

●井の頭公園の集落跡
井の頭公園の弁財天様の近くにも縄文時代の集落跡があるそうです。
こちらは近くに立て看板があります。
昔の発掘作業時には竪穴式住居跡や土器・石器類が発掘されたそうで、現在住居跡は砂を入れて埋め埋め戻されていますが、土器や石器は東京都武蔵野郷土館などに保管されています。

少し調べるだけでたくさんの遺跡の話が出てくる武蔵野市。
資料館などで武蔵野市の歴史に触れ・歴史に思いを馳せるのはいかがでしょうか?
現在「埋蔵文化財包蔵地」とされている土地に関しては、建築・土木工事などをする際には事前に「武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館」に相談の上、所定の手続きが必要になります。
万が一住んでいる住宅などの改築の際等に遺跡らしきものが出てきた場合には、必ず市役所など関係機関に相談してください。