吉祥寺にある劇団の中でも古株である【劇団め組】。学校公演から地域のイベントの出演、最近ではインスタグラムで大人気の「DJヨギジー」まで。め組の魅力を紐解きます。

●劇団について
【劇団め組】は1984年に設立されました。設立当初から「愛と感動を届けよう」をスローガンに小・中学校のでの名作の巡回公演を行っております。お芝居を通じて子供たちの想像力をかき立て、社会の適応力などを演劇を通して学んで経験としてもらうのが目的です。
一般公演では主に時代劇、日本の偉人を題材とした劇を不定期に行っております。
公演以外には地域の活動に密に参加しており、特に「吉祥寺コレクション」には毎年地元の貸衣装店とコラボし数多くの団員が出演しております。
劇団の中には色々なユニットが活動しておりますが、その中で1番活躍しているのが殺陣のパフォーマンス集団「SAMURAID」です。彼らに関しては本HPの吉祥人の方でご紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。

●め組の立ち上げまでと社長・与儀英一氏について
ここで【劇団め組】を創った社長・与儀さんのお話しをしましょう。
与儀さんは若い頃は人力舎に所属し、俳優養成所の「丹波道場」に入門。パフォーマンスグループを結成し「東京パフォーマンス・フェスティバル’86」で優勝。お笑いやラジオのパーソナリティーも務めました。グループ解散後、周囲に行き場のない・食べていけない役者たちがおり、彼らを支えるために現在の【劇団め組】を立ち上げました。
設立当初からある学校公演についてお聞きしたところ、つぎのようなお話しでした。

「役者は不安定な仕事なので、ともするとアルバイト漬けになってしまう。人前に立って『ナンボ』と言う強い思いがありまして、社会貢献を兼ねる形で全国小・中学校巡回公演をしようと思いました。」

また、劇団を運営する上で大変な点もインタビューしました。

1.個人の6割で出来る個性を見出すこと
→所属しているとはいえ役者たちは個人事業主になります。6割位だと楽しく出来、伸びる可能性があるという考えだそうです。

2.常に違う年代、違う価値観のプロジェクトを同時に進行させる事
→「基本は一丸となって」という前提があり、その上での意味だそうです。

3.辞めたいと口に出したらどんなに長い在籍でも快く送り出して差し上げる覚悟。
→こちらは1番の言葉にかかってきますが「楽しく出来、伸びる可能性」があっての役者活動。他に夢が出来たり辛くなったりと、役者本人の心情を配慮しての考えですね。

そんな与儀さんが現在TikTokで「DJヨギジー」として大変有名人となっております。「一生パリピじぃ」と銘打ち、毎日何かしらの動画を更新すること、届いたコメントには極力返事するように日々頑張っているそうです。お正月にYahoo!の記事になり、お子様にも大人気の「DJヨギジー」から目が離せませんね。

●実はこんなところでコラボも…
先ほどの「DJヨギジー」や「SAMURAID」が「キチジョージアイランド」でコラボ出演をしています。デフォルメされたキャラクターになりアイランドの住人として物語に参加しています。「SAMURAID」は現在連載中の第5回で活躍中ですが、この先過去の問題も掲載予定のため、その時には「DJヨギジー」の姿を目にすることができるかも…？

【劇団め組】ですが、昨今の情勢で小・中学校巡回公演の数が激減しており、存続の危機に見舞われています。現在支援のクラウドファンディングが開始されました。返礼品にはメッセージブロマイドやオリジナルグッズの他、ヨギジーの演劇レッスン、公演パンフレットの広告掲載など数多くございます。め組ファンの方、ヨギジーをフォローしている方、ぜひご支援を！！
そして世の中が好転し、無事に外出できる世の中になった際はぜひ【劇団め組】の活躍をご覧になってください☆