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【中道通りシリーズ】第5回・これからの中道通り

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【中道通り】シリーズ第5回、最終回の今回は『中道通りのこれから』についてご紹介します。
中道通りは駅の近くという立地や、変わったお店が多いことで住人だけでなく外からいらっしゃる方が多い商店街です。
商店主も例外ではなく、近くに住んでいる方は少なく、お店のために出勤してくる方が多いそうです。
街づくりをどのように行っているのか、【中道通り】が目指していることのお話になります。

●『全員が安心できる街づくり』を目指して
「商店街」は基本、「住民」が日々の生活に必要なものの買い出しをする場所です。
そのため、住人に根差し街づくりをするのが通常となります。
そしてそのような街づくりを自治会が担って活動しているのが、一般的な街の構造です。

ですが、自治会が実は無く、その役割は各商店会が担っているのが特徴の街になります。
吉祥寺という土地は通常でも来訪者が多く訪れる街。
【中道通り】も個性的な商店が集まってるなどの理由で、たくさんの「外からの来訪者」が訪れます。
「住民」「外からの来訪者」「商店主」、全員が安心安全に過ごせる空間である必要があります。
理想は「みんなが挨拶できるような空間」とのことで、それを目指した街づくりを商店会のメンバーは目指しているそうです。


●横のつながり
地域に根差しつつ、外からの人も安心した街にするには、まず「商店主」同士が仲良くする必要があります。
定期的に飲み会などを実施するなどし、顔見知りを増やして店主同士の情報網としてのつながりを太く持つことから始めました。
横のつながりを強くすることにより、街の間口を広くし、困ったときは「~さんに聞けば良いよ」という関係性を作る。
そしてその中に地域の人も入り、段々と広がった輪の中に来街者も巻き込む。
外の人でも帰りたくなるような空間づくりをゆっくりと行ってきました。

その中で取り組みの中で一時話題になったのが【中道通り】の駅側の入り口にあるユニクロ吉祥寺店です。
元々商店街の人々は大型量販店が立つことに反対だったそうですが、初代の店長さんが地域のつながりをよく理解し、ユニクロが商店街のイベントなどに積極的に参加することになりました。
地域とのつながりをユニクロ自体が受け入れてくれたことにより、商店街の人々も受け入れていったそうです。


●お祭りへの参加
実は他の商店会は『お祭り』によって横のつながりを強くしてきました。
中でも『お神輿』に関しては大変歴史が深く、お神輿を担ぐことによって同じ商店会・地域の隣の商店会、同じ吉祥寺の中の仲間と、つながりを強く持っていきます。
『吉祥寺で強いつながりを持ちたい時にはまずお祭りに参加』、これが吉祥寺での縁のつながりに関係します。

【中道通り】がお祭りに参加したのは10年ほど前と比較的最近になってからになります。
ですが今や立派なお神輿を毎年出す商店会です。
今年は吉祥名物『吉祥寺秋祭り』は中止となってしまいましたが、お神輿は現在9/13(日)までユニクロ7階で飾っています。
お立ち寄りの際はぜひご覧になってください。

5回に渡った【中道通りシリーズ】いかがでしたでしょうか。
魅力的な商店に防災設備のある公園、何かあったら頼れる店主たちと、何度行っても楽しい商店街です。
別の記事で魅力的なお店に関しては個々ご紹介していきたく考えております。