最近流行りの高級食パン専門店。
吉祥寺にも先月・今月末と続々と開店しております。
スーパーなどで販売している通常の食パンに比べて数倍の値段ですが、味などを比べると段違いに美味しいです。
さて『高級食パン』と通常の食パンは何が違うのでしょうか？
まずは食パンの歴史からご紹介します。

●「食パン」の名前の由来
食パンの由来は所説あり、はっきりした由来は不明です。
ただ、「食パン」という名前自体は日本に入ってきた際にできた造語なのは確かなようです。
大まかに以下の理由が説としてあがっております。
※以下以外にも所説ございます

1.「主食用」のパン
外国から日本に入ってきた際、西洋の人の主食がパンだったことが由来。

2.「消しパン」と区別して
美術の木炭画ではデッサンの線の修正の際に消しゴムより紙が痛まないことから食パンが使われております。
その「消しパン」と区別して食べるためのパンということで付いたという説です。

3.「本食パン」から派生
昔のパン屋さんの中では西洋料理の根本となる食べ物という意味で「本食パン」と呼んでいたことから。
これの省略形として「食パン」が生まれたそうです。


●「食パン」の普及
日本は明治期にイギリスからパンが伝わった事に端を発して普及していきます。
当初はパンを膨らませるために使われる「イースト菌」が無かったため中々膨らまず、現在の菓子パンから一般に広まりました。
特に「あんぱん」は明治天皇がお墨付きを与えたお店が出たことにより人気を博しました。
その後各パン屋の努力や、イースト菌が普及していき現在の形となっていきます。
太平洋戦争後に占領軍からサンドイッチが食べたいという要望を受け、8枚切りを販売したものが現在の形に近いものです。


●「食パン」の材料と「高級食パン」の違い
現在「食パン」を作る際には、以下の材料が主に使われます。

・小麦粉(強力粉)
・水
・酵母(イースト菌)
・食塩
・油脂
・乳製品(卵、マーガリンなど)

「高級食パン」製造時には大まかな素材は変わりないのですが、小麦粉や乳製品(牛乳・卵・バターまたはマーガリン)を契約農家での特別製にしていたり、生クリームや蜂蜜などが材料に入っているなど、お店ごとに工夫が凝らされているのが特徴です。
焼き上げに対しても1つ1つ丁寧に仕上げたりと通常の食パンの倍の手間暇をかけて製造されているため、1日の販売数が限られていたり、お店で焼き上げるところだと時間帯によっては焼きたてが頂けたりします。


●保存方法
「食パン」は臭いをよく吸ってしまうのと、水分が飛びやすいため保存の際には1枚1枚アルミホイルに包んでの保存が推奨されております。
解凍の際には水分が飛びすぎないように、注意してレンジなどを使って解凍してください。

●吉祥寺の高級食パンの店
現在ある吉祥寺で高級食パンが食べられるお店をご紹介します。

★最高級食パン専門店 い志かわ 吉祥寺店
住所：武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 ファミリープラザビル 1F
TEL：0422-27-1092
営業時間：10:00～19:00 ※売り切れ次第終了
定休日：不定休
URL：https://shokupan.net/ishikawa/

★ラ・パン 吉祥寺店
住所：武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺Ａ館 地下1階
TEL：0422-27-2267
営業時間：11:00〜19:00
定休日：コピス吉祥寺に準ずる
URL：https://la-pan.jp/

★高級食パン専門店「告白はママから♡」 ※8/29(土)NEW OPEN
住所：武蔵野市吉祥寺本町1-10-8
TEL：0422-27-1513
営業時間：10:00～19:00 ※売り切れ次第終了
定休日：不定休
URL：https://kokuhaku-bakery.com/