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【海外交流都市シリーズ】ロシア連邦ハバロフスク市

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海外交流都市シリーズ、第2回は【ロシア連邦ハバロフスク市】です。
首都のモスクワからの時差は7時間もあり、日本などの極東地域の方が近い(中国との時差2時間ほど)立地となっております。
もちろん日本との距離も比較的近く、時差は2時間半ほど。
明治の終わりごろから交流が盛んで日本人居留民が商売に従事していたそうです。
第二次大戦後はシベリア抑留者がハバロフスク市の近くでも強制労働に従事させられた影響で、現在でも日本人墓地が維持されているそうです。
武蔵野市との交流の歴史などを今回ご紹介します。

●ソ連時代から続く日本との交流
1956年にソ連との国交回復後、ハバロフスク市は観光などの交通経由地として栄えました。
新潟市との姉妹都市が連携され、大相撲のソビエト場所なども行われたそうです。
ソビエト崩壊後も日本の総領事館が置かれるなど、日本との交流は変わらず行われました。
現在、各大学などでは日本語教育が行われ、日本への留学者も少なくないそうです。


●観光について
先ほど話に出た日本人墓地は現在観光地として知られ、「日本人死亡者慰霊碑」も建てられております。
シベリア鉄道も通っているので、ウラジオストクまでなら1泊2日でサクッと楽しむことができるとか。
ロシア正教会の教会が2つ、『ウスペンスキー教会』『スパソ・プレオブラジェンスキー教会』も観光名所です。
無料で入ることができるため、外観の美しさだけでなく中で歴史を感じることができるでしょう。
美術館や博物館も多く、坂が多い街だそうですが良い散歩と歴史巡りをするのもオススメです。
ちなみに、「ハバロフスク」という名前はアムール川流域を本格的に探検した探検家エロフェイ・ハバロフに由来します。


●武蔵野市との交流
武蔵野市とハバロフスク市の交流が始まったのは1987年。
ソビエト連邦と野鳥の共同研究を展開していた、帯広畜産大学の「藤巻裕蔵」教授がきっかけでした。
教授が日ソ鳥類保護シンポジウムに出席した際、ハバロフスク市のある野鳥観察グループから日本の少年野鳥観察グループとの共同研究の提案を受けたそうです。
ただその際教授がいる帯広にはグループがいなかったそうで、連絡を受けた日本野鳥の会を通じて『武蔵野市の自然クラブ野鳥教室』に白羽の矢が立ちました。
最初は文通から交流が始まり、以降それぞれの青少年が互いの地を訪問する交流が始まりました。
1992年に青少年相互交流協定を締結。
1994年以降は隔年で訪問だけでなく野外活動やホームステイなども実施しております。
ちなみに今年はコロナ禍の影響で交流事業は中止となっております。

●美味しい料理
ボルシチなどのロシア料理だけでなく、ジョージア料理やウクライナ料理なども楽しめるそうです。
「ヒンガリ」というジョージア風小籠包や、キエフ風カツレツなどそれぞれの国の美味しい食の旅を市内で行えます。

武蔵野市でもロシア・ジョージア料理の味を楽しめるお店が1件ございます。
それが『Cafe RUSSIA 吉祥寺』です。
テイクアウトなどもやっておりますので、この機会にぜひ身近にロシアを感じてみてください♪

★Cafe RUSSIA 吉祥寺
住所:武蔵野市吉祥寺本町1-4-10 ナインビルB1F
TEL:0422-23-3200
営業時間:11:30~22:00
定休日:無休