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【吉祥寺で活動する 美技の匠】第一回 tabasa

アンダーライン

吉祥寺で活動する、美を追求する匠をご紹介。
第一回目は、36年前からヘナカラーに定評のある美容室 「tabasa」 の内藤美津枝さん。会うだけで元気になれる、その魅力に迫ります。

●一目ぼれして吉祥寺に開業 自然派のヘナをいち早く導入

 内藤美津枝さんが、吉祥寺で美容室「tabasa」を開業したのが、36年前。当時は都内の美容室で店長をしていましたが、たまたま通りかかった空き店舗に一目ぼれして、独立を決意しました。
 「立地が良く、ガラス張りで明るく開放感があって、見た瞬間 『ここだ!』 と思ったんです。その場で不動産屋さんに行って決めました(笑)。しかも、吉祥寺のお客様は本当に素敵な人ばかり。あまりに人も環境も良かったので、住まいも移しました(笑)」。
 いつでも勘で生きている、と言う内藤さん。開店当時、まだあまり世間では知られていなかったヘナカラーも「求めている人がいるはず!」とピンときて、取り入れることに。「ヘナカラーはヘンナという植物の葉を粉末にし、水で溶いて染める、自然派の白髪染め。地肌や髪に優しく、ケミカルのカラーリングと持ちは変わらずに、ナチュラルな仕上がりになります」。
 酸化しやすいヘナは、鮮度が大事。ヘナカラーの施術頻度が高いtabasaでは、いつでも新鮮なヘナを使用し、自然でつややかな髪を叶えてくれます。
 最近内藤さんがビビッときて取り入れたのが「髪質改善ケア」。専用の化粧水とジェルで髪と頭皮を素の状態にリセット、髪を根本から良くしていくんだそう。いつでもお客様のために、新しい技術を取り入れています。

●綺麗になると元気になれる!ずっと通い続けられる美容室
 tabasaでは、高齢のお客様が増えてきたことから、訪問や送迎サービスを行っています。長年通っていただいているお客様からお店に行くのが体力的に大変になったという声があり、送迎サービスを始めました。移動式のチェアも導入し、車から降りて座っていただいたら、そのまま最後まで施術を受けられます。
 スタッフには、ヘルパーの資格を取得する方も。年齢を重ねても通い続けられるよう、サービスを徹底しています。「帰る時は、皆さん驚くほど元気になるんですよ! 来ていただいたからには、リラックスして楽しんで帰っていただけるよう、精一杯お応えします」と言う内藤さん。
 似合う髪に仕上げるために、お客様の悩みをしっかり伺うことを大切にしているそう。特に40~60代のお客様が抱える、年齢に応じた髪の悩みは「私自身も経験しているからこそ、理解して寄り添うことができる」と言います。その経験と技術が、多くのお客様がリピートする理由なのです。
 いつも明るい内藤さんの元気の秘訣は、必要とされること。「『長生きしてね』 なんて言われると、必要とされているなと感じてうれしくなります。これからもお客様が安心して通い続けられるような、地域のコミュニティであり続けたいですね!」。