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【一度は食べたい 吉祥寺の逸品】第三十回 ISENTEI の『ISENTEIマルゲリータ』

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吉祥寺の一度は食べたい逸品を紹介していくコーナー。
第三十回は、江戸時代から受け継がれた「ISENTEI」 の 『ISENTEIマルゲリータ』。
井の頭恩賜公園の弁天様を詣でつつ、世界が認めた本場のナポリピッツァをご堪能ください!


●こだわりは「独自の練り」 外はカリッと中はもっちり食感に
 井の頭恩賜公園の池のほとりに構える、井の頭弁財天。その目の前にあるのが、江戸時代から続くお店の名前を受け継いだ、イタリアンレストラン「ISENTEI」です。
 ISENTEIの自慢は、世界大会で入賞した職人が焼く、本格的なナポリピッツァ。その中でもぜひおすすめしたいのが「ISENTEIマルゲリータ」です。小麦粉やトマトソースなどは、本場ナポリの素材を使用。ピザ釜も、イタリアでメジャーなステファノ・フェラーラ社のものを設置し、ベースは本場のナポリピッツァと同じ環境を保っています。
 一番のこだわりは、ピッツァの生地。硬水を使うイタリアに対し、日本の水は軟水のため、厳選した塩で不足したミネラルを補っています。さらに、日本人の好みに合わせ、練りにも独自の工夫をプラス。耳の部分を大きく立ち上がらせ、外はカリッと、中はもっちりとした食感に仕上げています。
 焼きたてアツアツのピッツァを口に入れると、薪の香ばしさがふんわり漂い、爽やかなフレッシュトマトとバジル、そしてとろけるチーズが抜群のハーモニーを奏でます。生地はもちっとした食感ながら、とろけるような舌触り。さらに、耳までしっかり小麦と塩の旨みを感じられ、最後までナポリの美味しさを楽しめます。
 ピッツァ以外にも、釜で焼く「国産黒毛和牛イチボ」も絶品。涼しくなる秋の夜に、ぜひお酒と美味しいものを堪能してみてはいかがでしょうか。


↑ ピザ釡でじっくり焼いた「国産黒毛和牛 イチボ160g」。しっとり柔らかく、薪の香りがかぐわしい。


↑500度の高温でスピーディーに焼き上げるピザ釡。最適な環境を保つため、常に中の様子をチェックしています。

●「新たな当たり前の景色に」 コロナ禍をきっかけに独立
 「ISENTEI」のピッツァ職 人である田中健太郎さんは、永福町にあるイタリアンの名店「ラ・ピッコラターヴォラ」出身。専門学校でイタリアンを学び、レストランで修業した後、地元である吉祥寺でカフェを開店しましたが、ピッツァを極めるために同店の門を叩きました。師の元で本格的なナポリピッツァを学び、2019年に真のナポリピッツァ世界大会に日本代表として出場。団体で銀メダル、個人では世界のTop8に入るという快挙を成し遂げました。
 そんな田中さんに転機が訪れたのは、コロナ禍真っ只中の3年前。「当たり前が当たり前じゃなくなる 世界を目の当たりにして、自分の今後について改めて考えた」と言う田中さんは、独立を決意。縁あって2021年に 『ISENTEI』のピッツァイオーロに就任。「このお店が地元の方の新たな当たり前の景色になるよう、続けていきたい」と日々奮闘する田中さん。今日も心を込めて、本格的なナポリピッツァを焼き続けています。


↑ピザ釡を覗く田中健太郎さん。真剣な眼差しは、さすが世界が認めたピッツァイオーロ。

↑新旧の融合を感じる趣のある外観。ドアの上には、前身の「井泉亭」から引き継いだ看板も。


↑広々とした店内は、ペットの同伴OK。お散歩中も愛犬とともに食事ができます。


↑池は目の前。カウンター席からは、井の頭公園の四季折々の景色を楽しめます。

≪店舗情報≫
店名・・・ISENTEI
住所・・・ 三鷹市井の頭4-1-7(井の頭公園内)
電話番号・・・0422-26-7667
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