グワシ!地域とファンに愛され続けた楳図かずおさん。
2024年10月28日、ホラー漫画界の巨匠であり、吉祥寺の著名人としても愛され続けた楳図かずおさんが、逝去しました。
●地元・吉祥寺で地域とファンに愛された楳図かずおさん
楳図かずおさんは高校3年で漫画家デビューを果たすとギャグ、ホラー、SFと幅広いジャンルでヒット作を連発。「おろち」「漂流教室」「まことちゃん」など世代を超えて愛され続ける作品がたくさんあります。
楳図かずおさんと吉祥寺といえば、一番に浮かぶのは、吉祥寺に建てた、外壁が赤白のストライプで塗られた奇抜なデザインの自宅(通称・まことちゃんハウス)。
建築当初は様々な議論も巻き起こしましたが、地元の人々にとっては「楳図かずおさんらしさ」を感じる温かい存在となり、吉祥寺のランドマーク的な存在へと変わっていったように思います。
地元での散歩中やカフェでの休憩中に、赤白ボーダーのシャツを着た楳図さんに出会ったというエピソードもよく耳にしました。かくいう私もその一人です。アトレ吉祥寺の中やサンロード商店街の入り口付近などなど、さまざまなところでお見かけしました。街を歩いている楳図かずおさんのお姿、鮮明に覚えております。
気取らず自然体の楳図さんの姿勢は、吉祥寺の住民に愛され続けた大きな理由の一つだったように思います。
↑わっしょいにも掲載された「サンロード商店街」のスクラッチセールのお知らせ
楳図かずおさんは、恐怖漫画界の巨匠というだけでなく、人々に「人生を楽しむ姿勢」や「自由な発想」を教えてくれた存在のように思います。
街やファンに永遠の影響を与え続ける彼が遺した作品とその精神は、これからも日本文化に深く刻まれ続けることでしょう。
楳図かずおさん、ありがとうございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。