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≪吉祥寺の歴史≫名前の由来は・・・?

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住みたい街ランキングで、毎回上位にランクインする“吉祥寺”。
吉祥寺というからには、吉祥寺という名前のお寺があるはずだ。と思っている方もいるかと思いますが、「吉祥寺」というお寺はありません。なぜ吉祥寺なのか?由来を調べてみました。


●きっかけは「明暦の大火」
 火事で焼け出された人々が移り住んでできたのが現在の吉祥寺

 「明暦の大火」は、1657年3月、江戸の町の約6割を焼失・焼死者10万人以上といわれる日本史上最大の火事のこと。同じ振袖を着た娘が3人続けて病死したので、その振袖を焼こうとしたら、火のついた振袖が舞い上がって寺に燃え移ったので別名「振袖火事」とも言われています。
※調べた資料によると他にも諸説ありました。気になる方はわっしょい吉祥寺のHP【吉祥寺の歴史シリーズ】をご覧ください。【吉祥寺の歴史シリーズ】明暦の大火
 当時は、現在のような防火対策などなく、懸命な消化活動が行われましたが強風の煽りを受け、火は2日間燃え続けました。江戸城の天守も焼け落ちてしまうぐらい甚大な被害をもたらしましたため、この火事の後、幕府は復興と防災都市づくりを始めました。そのひとつとして、焼け出された被災者や立ち退かされた人たちは「幕命」として人々を移転させました。
 明暦の大火で当時、小石川水道橋外にあった吉祥寺門前町(現・水道橋駅付近と本郷一丁目付近)の住人が焼け出されて住居をなくし、この地に移住させられました。
その際に住人たちに愛着のあった元の「吉祥寺」を名前に冠したことが現在の吉祥寺という地名のはじまりです。
 ちなみに、明暦の大火で焼失した「吉祥寺」自体は、現在本駒込に移動して現存しています。気になる方は足を運んでみるのも楽しいかもしれませんね!